【Komi-Journal #6】ツールを複合したモデリング

【Komi-Journal #6】ツールを複合したモデリング

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こんにちは、DVERSE Inc.のkomiです。

連載「Komi-Journal」では、余り馴染みのないSketchUpの使い方を紹介しています。
今回から3回に渡って「ツールを複合したモデリング」をご紹介します。

ツールを複合したモデリング 第一回

複数のPluginや他のCGツール・計算機能の付いたネットサービスなどを組み合わせると、ある程度リアルな景観モデルを作成することができる。
今回はゴルフ場の地図データを使いそのやり方を紹介したい。
下図のようなモデルを作ることができるのでお楽しみに。

「地理院地図(電子国土Web)」

「地理院地図(電子国土Web)」は『日本国内における測量の基礎となる測量』を行う国土交通省の特別機関「国土地理院」が運営している日本地図閲覧サイトだ。写真地図・標高地図・断層地図など様々な形式の地図を見ることが出来ます。

任意の場所を選択すれば下図のような3Dモデルも表示してくれます。

また、この3DモデルはSTL・VRML・HTMLファイルへの出力が可能で、土地形状のモデル作成に利用することが出来ます。

今回はこの地理院地図の3Dモデル出力機能を使い「埼玉県霞が関カンツリー俱楽部」のゴルフコースを作ろうと思います。

地理院地図へ移動し、サイト上部にある検索ウィンドウへ「埼玉県霞が関カンツリー俱楽部」の住所を入力。

情報リストから全国最新写真(シームレス)を選び、ゴルフコースの写真地図を表示させる。

サイト右上にある機能ボタンから「3D>カスタム」を選択。地図上に矩形のギズモが表示されるので、作成したいゴルフコースを範囲選択する。

画面右上の「3D範囲を選択ウィンドウ」で選択した座標が参照できるので、数値をメモ帳などにコピーしておく。

「3D範囲を選択ウィンドウ」のOKボタンを押すと、3D表示ページへ画面が切り替わる。

3D表示ページの下段から各ファイル形式をダウンロードすることが出来ます。
VRMLダウンロード画面からVRMLファイル・テクスチャー画像をダウンロードします。

PluginやSketchUp2018版を使えばSTLファイルをSketchupへインポートすることは可能ですが、処理時間が長いため今回は使いません。
VRMLファイルを他のソフトウェアを使いCOLLADAファイルへ変換させSketchUpに読み込ませようと思います。

「Meshlab」

「Meshlab」は点群加工に良く使われる無料ソフトウェアだ。3Dモデルに使われる様々なファイル形式に対応していて、VRMLファイル・COLLADAファイルのインポート/エキスポート機能も備えています。
一旦VRMLファイルをMeshlabに読み込ませCOLLADAファイルとして吐き出し、SketchUpで読み込みます。


このままではモデルの縮尺が合っていないので、先ほどメモ帳に記録した座標から正確なモデルの大きさを計算します。

「測量計算サイト」

「測量計算サイト」では測量に使われる各種計算をブラウザ上で簡単に行うことが出来ます。
この中から「距離と方位角の計算」を選び座標を入力、モデルの対角距離を計算します。

出力された対角距離を使い、モデルの尺度を変更する。

下図は尺度変更したモデルをスムージング処理したもの。コンバートしたデータなので少しだけモデルに綻びがある。直しておきましょう。

テクスチャーをモデルへ投影する
「地理院地図」からVRMLと一緒にダウンロードしたテクスチャー画像をイメージオブジェクトとしてインポートし地形モデル上部に配置します。
このままではモデルと縮尺が合ってないので、【尺度】ツールを使いモデルと大きさを合わせる。

イメージオブジェクトを分解し、テクスチャーとして使えるようにします。

また、グループ化された地形モデルも分解しておきます。

マテリアルトレイの色抽出でワークスペース上のテクスチャーを選択、カーソルがバケットに変化したらモデル上面をクリックしテクスチャーイメージを投影します。

とりあえずはこれで完成。リアルなモデルが出来上がりました。

しかしエッジを確認すると下図のようにメッシュデータになっていないようです。

次回はこのモデルから3Dモデルで良く使われる3角メッシュのデータを作って行こうと思います。

【Komi-Journal #7】ツールを複合したモデリング 2 に続く。

DVERSE Inc.でSketchUpの技術的サポートをしています。

ブログでは余り馴染みのないSketchUpの使い方や、 建築建設イベントのレポートなどを載せる予定です。お楽しみに。

I’m providing technical support on SketchUp for DVERSE Inc. and going to update various information such as un-familiar SketchUp usage, event reports on architecture/construction, etc. We hope you’ll be looking forward to it.